ハンセン病「特別法廷」の問題を考える 〜最高裁の”検証”をチェックする〜

 ハンセン病療養所の入所者たちは,過去,公開の法廷で裁判を受けることができず,療養所内に設けられた「特別法廷」で非公開のまま裁判を受けてきました。最高裁判所によれば,その件数は95件にも上ります。最高裁は昨年5月,調査委員会を立ち上げて関係者からの聴き取りを実施し,ことし9月からは外部有識者委員も加えて検証が進められています。報道によれば,来年3月末までには報告書がまとまるとのことです。
 憲法82条1項が裁判の公開を定めている趣旨は,裁判における適正手続や裁判の公正を保障する点にあります。ところが,非公開の裁判で,ハンセン病療養所入所者たちは,国民のチェックを受けない“密室裁判”を受け続けてきたのです。
 岡山弁護士会では,「特別法廷」問題に造詣の深い,徳田靖之弁護士をお招きし,「特別法廷」の問題点,最高裁の検証の内容について考える講演会を企画しました。ぜひご参加ください。
 多数の皆様のご参加をお待ちしております。

日  時  平成27年11月8日(日)  

       午後2時〜午後4時 (開場/午後1時30分)

場  所  岡山弁護士会館
(〒700-0807 岡山市北区南方1-8-29)

講  師  徳田 靖之 弁護士 (大分県弁護士会所属,菊池事件再審弁護団代表)
(※ 講師の名字、「徳」の漢字は、本来は「心」の上に横線がある旧字体となります。)

参加料無料
事前予約不要
主    催/岡山弁護士会

お問い合わせ:岡山弁護士会

☎ 086-223-4401(平日9:00〜17:00)

※ 会場に駐車場はありません。近隣の有料駐車場あるいは、公共交通機関をご利用下さい。

※ なお当日は、『第1回おかやまマラソン』開催のため,各地で交通規制がなされ,渋滞が予想されます。

☆ 当日の講演会の詳細、および「岡山マラソンによる交通規制情報」は下記チラシをダウンロードし、ご覧下さい。

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