(2012.11.09)第12回国選弁護シンポジウム 岡山プレシンポのご案内

日時 平成24年11月9日(金)午後5時〜
場所 岡山弁護士会館 大会議室
(岡山市北区南方1-8-29 TEL:086-223-4401)
(岡山駅東口からタクシーで約10分、岡山地方裁判所北隣)
              ※ 会場には駐車場はありません
参加費用 : 無料 (予約不要です)
【内容】
「身体拘束からの早期解放を求めて〜日韓制度比較より〜」
【構成】
    1 韓国調査に参加しての報告 「改革進展についての驚き」
    2 基調講演
      「韓国における身体不拘束原則 拘束適合審査制度と起訴前保釈」
        演者:李東熹教授(韓国 国立警察大学校教授)
                          三井誠教授の下で刑事訴訟を研究し、リベラルな立場から
                          日韓の刑事司法について研究。日弁連とも協力関係にある。
  3 パネルディスカッション
パネリスト:李東熹教授、前田裕司弁護士(東京)、韓国調査団
                                                                                                         以上
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平成24年12月14日、第12回国選弁護シンポジウム「みんなで担う国選弁護―全ての被疑者に弁護人を―」が、岡山市で開催されます。

そこで、これに向けたプレシンポを、上記のとおり準備中です。岡山弁護士会と中国地方弁護士会連合会の共催です。
人質司法の打破は、我が国の刑事司法改革の重大な懸案であり急務ですが、模索中です。これに対し韓国では、福岡、東京、京都での国選シンポで報告されたとおり10年来の刑事司法改革の進展の中で、身体不拘束の原則が、基本法に明記され、実務でも同原則の具体化が進んでいます
起訴時の身体拘束率は10数%、身体拘束令状適否審査が制度化され、起訴前保釈として機能しています。我々にとって衝撃的な事実です。
韓国での「身体不拘束」進展の経過、可能となった要因と残る課題、我が国での制度化の条件とその展望、我が単位会及び連合会からどのように切り込めるのか、本シンポに向けて、最新情報をもとに考えてみたいと思います。同時に、取り調べ可視化、参与裁判の現況を視野に入れ、日韓弁護士(法曹)交流のあり方についても考えたいと思います。ぜひご参集下さい。

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